秦流舎のお召

お召は織りの着物ですが、帯を替えて幅広い場面で着用することができます。
写真上段は三軸名古屋帯と東京友禅の名古屋帯を合わせております。
大寄せのお茶会に客として出向く時は、必ずしも染めの着物でなくても、柄が控えめな無地に近いお召でしたら着用できます。
またホテルでのお食事会でこちらのお召を着用した時は、ホテルの照明が当たることで、より艶が出て美しかったため、染めの着物に劣らない華やかさもあることを実感しました。
写真下段は洒落袋帯ときりばめ袋帯を合わせております。
カジュアルなランチや観劇、美術館へのお出掛けはお召に洒落袋帯で角出し結びをするのは、いかがでしょうか。
ふっくらと柔らかな雰囲気で、帯枕を使わないため背中が軽く快適です。趣味として着物を楽しむ時は遊び心を加えて変わり結びもお勧めです。
柄の控えめなお召は帯で雰囲気を変えて楽しむことができ、フォーマルにもカジュアルにも寄せることができるため一枚あると重宝します。
また秦流舎のお召は上質な絹糸でとてもきめ細かく織られおり、この柄が織ることで表現されていると考えると技術の素晴らしさに感服します。